愛犬が甘える気持ちやしぐさとは?
愛犬の特徴的な甘えるしぐさとは?
古くから人間のよきパートナーとして家族同然に一緒に暮らしてきた犬ですが……
そんな愛犬は、感心する程とっても甘え上手です。全身で飼い主への”信頼と愛情”を表現してくれる姿を見ると、可愛らしさがあります。犬にも性格があり、愛犬によっては、甘えてくる時ののしぐさや表情はさまざまですが、やはりそこに思い込まれている気持ちや意味も微妙なものがありますね。
前足を乗せてくるしぐさ♪
愛犬が椅子などに座っていると、足にちょこんとおねだりするように前足を乗せてくることがあります。まるで小さな子どものように可愛らしいしぐさです。
飼い主に「構って欲しいよ~」と言っているように、自分に注目を向けようとしている行動が、前足を乗せてくるしぐさです。
さらに、「自分だけの飼い主さんだよ~」といった占領した気持ちが入っていることもあり、。いずれにせよ、愛犬が前足を乗せてくる行為は、とても甘えん坊な愛犬に見られる行動です。
また、前足を乗せる行為は、自分の優位性を示す行動でもあるようです。「もっと遊んでほしいよ~」、「わたしを優先してほしいよ~」といった、少しワガママな要求の気持ちが入り混じっていることもあります。
愛犬の全ての要求を聞いてあげたいという心情が働きますが…
そこは飼い主として、ぐっとガマンしなければならないところです。愛犬の要求されるまましてしまうと、愛犬は「自分は飼い主より偉いんだ」となりますので、やはり甘える気持ちと、ワガママな要求の気持ちを区別して愛犬に接してあげましょう。
あごを乗せてくるしぐさ
座ったり寝転がったりしている飼い主に愛犬が寄り添いながら、そっと”あごを乗せるしぐさ”……
これは、愛犬自身リラックス状態で体を預けてくる「あご乗せ」も、甘えたいときに見せるの行動のひとつです。
室内犬なんかは、横になっている飼い主の腕にあごを乗せて、腕枕されるようなポーズで寝るのが好きな犬もいます。
あごを乗せているときの行為は、愛犬自身体の力を抜いて飼い主を信頼しリラックスし、無防備な状態になっています。飼い主に体を預けるのは、絶対的な信頼感の表現です。
また、犬は飼い主だけでなく、人間とスキンシップを取るのが好きな動物です。あごを乗せる行動は、頼れる人と寄り添うことで、安心感を得ようとしているものとも言えるでしょう。
おなかを見せてくるしぐさ
愛犬が飼い主に寄り添いゴロンとひっくり返っておなかを見せてくるのは、飼い主に対して「服従のポーズ」としてもよく知られている行為です。この行為が、これまた可愛くてたまらないポーズですよね。
愛犬がおなかを見せ仰向けになれば、飼い主と認めてもらえたと考える人も多いのではないでしょうか。
お腹は動物の急所であり、敵に狙われたくない弱点です。その弱点をさらけ出すということは、「あなたを心から信頼しています」という証でしょう。
その他に「おなかをなでて欲しいなぁ~」というように、飼い主に対する甘えたい気持ちの表現でもある。
顔をなめてくるしぐさ
愛犬に自分の顔をなめられたという経験はあると思います。飼い主の顔や口周りをペロペロなめるしぐさも、犬からすれば愛情表現のひとつです。
実はこの行為は、子犬の時に母犬の口の周りをなめてごはんをねだる行動の名残で、愛犬にとっては、飼い主が母犬(親)のように安心できる存在であることの証のようです。
口の周りをなめるときは、「愛犬が好き!」という親愛の情のだけでなく、飼い主に対しての信頼・敬意の気持ちや、「おなかがすいたよ~」といったごはんをおねだりする気持ちも含まれていることもあります。
愛犬のしぐさが、あまりにも可愛いために、ごはんやおやつの要求に対して、ついついあげてしまうことにならないようにしましょう。
飼い主のうしろをついてくるしぐさ
トイレに行こうとしたら、愛犬がうしろからトコトコついてきて、トイレの中までついてくるといった愛犬もいると思います。
(我が家の愛犬はそうです)
このように子どもが母親の後追いする行動も、愛犬が飼い主に甘えるしぐさのひとつと言われています。
自然界での犬は元々、群れの中で暮らし、その中で自分の役割を果たす習性があります。愛犬にとっては、飼い主やその家族が自分の群れであり、家族であり、家の中がいわば自分自身のテリトリーとなっています。群れの長である飼い主と共に行動することは、犬にとってごく普通であり当たり前の行動です。
だから、大好きな飼い主がどこか別の場所に行くのであれば、「私も行きたい!」、「後ろをついていかなくちゃ?」という心理的な気持ちになって行動しています。
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