屋内で干す場合は、風通しの良い場所を選びましょう。

♪屋内でニットを部屋干しする場合は、風通しの良い場所や部屋を選ぶことが大切です。

これは、ニットに限ったことではありませんが、部屋干しした際、風通しが悪いと、洗濯物が生乾きをして、それが原因で不快な臭いを感じた経験はないでしょうか？
風通しの確保が難しい時などは、扇風機などを使ってしっかりと乾かすようにしましょう。

♪ニット製品を屋外で干す場合には注意すべきことがあります。

どうしても屋外でニットを外干しする場合は、日陰を選んで干すことをオススメ致します。
ベランダや軒下、庭などで日陰を確保する時は、さほど難しくありませんが、時間が経つと日陰の位置が時間と共に変わってしまうため、十分な注意が必要です。
建物の立地や形状さらに季節によっても日陰が移動するタイミングや位置は、違ってきますので、バスタオルなどをニット製品に巻くなどをして対策をするのがおすすめです。

♪ニット製品が型崩れしない干し方。

何といっても型崩れを防ぐには、平干しすることです。平干しとは、その名の通り平らなものの上に置いて干す方法です。
ニット製品の特徴として、洗濯した時に他の衣類とは異なり水分を多く吸収し、重量が重くなっています。
そこに、ハンガーやピンチにかけて物干し竿で干してしまうと、当然その重みでニットが伸びてしまいます。
ニットを干す際は、ニットを伸びたり型崩れしないためにも平干しが基本と言えるでしょう。

♪竿に干す。

ニットは平干しが基本ですが、ある程度のスペースを確保しなければならないため、平干しができないご家庭もあるのも現状です。
そのような場合には、竿に直接ニットを干せば型崩れする心配がなく、ニットを2つ折りの状態にし、そのまま直接竿にニットを干します。
ここで、袖が垂れないように工夫することがポイントで、袖は竿に巻きつけるなどをしておけば大丈夫です。

♪普段使用しているハンガー３本で干す。

普段使っているハンガーでも、ハンガーを3本使って工夫すれば、物干し竿にて平干しに近い状態でニット製品を干すことができるようになります。

方法としては、他の衣類と同様に、ニットをハンガーにかけ、残りの２本でニットの袖と裾を持ち上げるようにしてハンガーで干します。ただ、ニットの重みが分散するため、ニットが伸びたり、型崩れがしにくくなります。

♪専用のハンガーを使用する。

専用のハンガーが販売されていますので、このハンガーを利用すれば、場所をとらずにニットを干すことができます。
形状としては、丸型や長方形など多少の違いはありますが、どれも平干しできるネットが２～３段式になって、一度に複数のニットを干すことができるため便利です。ニット以外にも利用できます。

♪洗濯カゴやピンチハンガーに干す。

何と洗濯カゴを使ってニットを干すこともできます。ニットを直接洗濯カゴの上に置けば平干し状態でニットを干すことができます。
ピンチハンガーを使う場合は、洗濯バサミではなく上部を覆うようにしてニットを置けば、物干し竿を使って平干しにほぼ近い状態で干すことが可能です。
ただ、洗濯カゴや、ピンチハンガーでニットを干す場合、袖が垂れないようにすることが注意するところです。

困ったニットにハンガーの跡が残った場合には！

♪スチームアイロンで取りましょう。

スチームアイロンでニットのハンガー跡を取る時に、やはり一番注意したいのが、高温になりすぎないことで、ニットの素材が傷んでしまうため、以下の三つのポイントに注意して、アイロンが高温になりすぎないようにハンガー跡を取りましょう。
ニットをアイロンがけする際の注意点として……

①まずハンガー跡が付いている部分をできるだけ平らにする。

②スチームをかける。

③撫でるようにして平らに当てる。

♪ドライヤーで取りましょう。

髪の毛を乾かすヘアドライヤーでも、ニットに付いたハンガー跡やしわを直すことが十分に可能です。
まず、しわの部分を水で軽く濡らし、ドライヤーで乾かしながら引き伸ばせばハンガーの跡を取ることができるます。素材のダメージは、アイロンよりも少なく安全にしわを直すことができます。
方法としては、まずニットの跡が付いた部分を内側から手で押さえて、跡になっている部分を軽く水で濡らし、さらに濡らした部分を平らにゆっくりと撫でながらドライヤーで乾かします。

♡♥最後に…
ニット製品に使われている素材は、どれをとっても日光に弱い素材のため、日差しに当たってしまうと、ナイロンが黄ばんだり、ウールがゴワゴワしたりなど品質が低下してしまうことになります。
やはり、影干しが基本ですが、屋外で干す場合は十分な日差し対策が必要ですので要注意です。

ニット製品は、洗濯した時に意外と多くの水分を含みやすく、他の衣類に比べ重量が重くなります。他の衣類と同じように、ハンガーで干すとハンガーの跡が付くこともあり、ニットが伸びてしまったりなど、また型崩れを起こしてしまいます。

型崩れを防ぐ方法としては、型崩れが起こらない平干しが基本ですが、住宅環境により困難な時もありますので、専用のハンガーを使ったり、竿に直接巻いたり、洗濯カゴを使うなどの工夫を行い、平干しに近い状態でニットを干すことをオススメ致します。

ニットにハンガー跡が付いたりなど型崩れを起こした時の対処方法もあり、それはスチームアイロンやドライヤーなどを使って、根気よくしわ伸ばしを行い、型崩れ直すことをおすすめ致します。

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